警備業法第1条(目的)の背景
なぜ警備業法が制定されたのか?その目的とは何か?について。まずは警備業法が発足された背景についてその概要を説明していきます。
警備業法第1条とは?
警備業法第1条には、「この法律は、警備業について必要な規制を定め、もつて警備業務実施の適正を図ることを目的とする」と書かれています。目的の項目の文章は短いですが、警備員や警備会社にとって、とても重要な要素が含まれています。
警備業務実施の適正を図ること
この文章の中で最も重要な部分は後半の「警備業務実施の適正を図ること」に集約されています。なぜなら、ここで言わんとすることとは、警備やセキュリティの業務が適切かつ効果的に実施されるだけでなく、警備員または警備会社としてあたかも権限があるかのように行き過ぎてしまう行為を防止し、結果的に不正(不法や不当事案)に至らないようにすることを大きな警備業の目的として掲げているからなのです。
警備員の制服と心理状態
警備員はボディガード等、周囲から警備員だと隠す場合以外では警備員としての制服を着用して警備業を実施しますが、日本人は制服に弱い一面があり、且つ警備員自身、制服を着用することで何らかの権限があるかのように錯覚してしまうことが起こりうるのです。このように警備員または警備会社には、警察官や警察機関等とは異なり、一切の権限が与えられていないことに注意しなければならないのです。
以上のような規制を設けるために警備業法が制定されたのですが、その他の詳しい内容については警備業の歴史、警備業法は日本の経済発展と共に改正として、警備業が日本に浸透するまでの歴史を警備業法改正と共にまとめましたので、こちらを参照してください。
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警備業者と警備員のあり方、業務・仕事について、初心者にも分かりやすく警備業法を解説。対象は主に警備業法の第1条、第2条、第3条、第14条、第15条、第16条、第17条、第21条になります。
一般的な警備業務全般と警備員の仕事について、セキュリティ上特殊な範囲のものを除き、分かりやすく解説。また警備上必要な警備業法以外の法律についても解説を加えます。
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