警備員教育の義務

警備員への教育は法律で義務付けられています。警備員教育は基本教育と業務別教育に分かれます。警備業者は警備員への教育のほか、指導、監督が必要です。

教育の必要性

警備業務はお客様や第三者に対して、身体や財産を守ることが必須です。また警備員である自分自身の身体も守らなければなりません。そのためには最低限必要な知識や技術の能力向上が求められるだけでなく、日々知識や能力を向上させるようにしなければいけません。

警備員の役割

警備業者は警備員に対して、新規、既存の警備員に関わらず、教育や指導および監督が義務化されています。社会的なニーズに応えるためには必要なことなのです。これは警備員が社員であってもアルバイトであっても必要なことです。警備業者の専門的な判断に基づく、警備員への指導や監督により、警備会社の質の向上にも役立つことでしょう。

基本教育と業務別教育

警備員への教育は、日々の指導監督の他、法で定められた教育があります。大きく分けて基本教育と業務別教育に分けられ、それぞれ教育する内容や時間が定められています。基本教育はどのような業務(施設警備、雑踏警備、輸送警備、身辺警備、機械警備)でも共通しています。内容は警備業法以外にも、日本国憲法の基本的人権、刑法、刑事訴訟法など主に警備業務に関する法関係が中心です。業務別教育は各業務ごとに内容が異なり、各業務の実技を含んだ技術的なものになります。

最新(更新)記事

交通誘導の合図を送る道具 - 雑踏警備の警備員が警備会社から支給されて携帯する警笛(ホイッスル)、白手(白手袋)、誘導灯(信号灯)などの道具について説明していきます。

警備員の指示は守らなければならないのか? - 警備員からの指示は、絶対に守らなければならないのか?警備員の指示には強制力があるのか?指示を守らないことによって、何らかの弊害があるのか?

警備員の護身用具 - 護身用具は、警備員または警備会社が勝手に独自の判断で携帯できるのでしょうか?護身用具の規制とは?注意点とは?護身用具の概要について。

警備服 - 警備服には、夏服、冬服はあるのでしょうか?服装をアレンジしてもよいのでしょうか?夏の暑い日は警備会社から与えられた制服の上着は着用しなくてもよいのでしょうか?

警備員の警戒棒の目的と構え方 - 警備員が持つ警戒棒の構え方とその警戒する状況について。警戒棒を携帯するケースと目的、実技の中で上段の構えが存在しない理由とは?

過去5年間の在籍確認 - 警備会社で警備員の面接を受けた際、過去五年間の職歴や学歴などを詳しく質問された。また履歴書の学歴や職歴についても、隙間なく期間を埋めて、しっかり書くように指摘される。

身分証明書が必要な理由 - 警備員として働く際、本籍地で発行する身分証明書が必要です。身分証明書は免許証やパスポートで代用できるか?身分証明書が必要な理由とは?

特別に権限を与えられていない - 警備員には警察官のような職務質問や取調べ行為は許されているのでしょうか?警備員には警察のような権限は一切ありません。では警備員が許される範囲とは?

警備員教育の義務 - 警備員への教育は法律で義務付けられています。警備員教育は基本教育と業務別教育に分かれます。警備業者は警備員への教育のほか、指導、監督が必要です。

警備会社設立の条件 - 警備会社を設立する際、他の産業と比べて条件が厳しく感じるのはなぜか?法規制されているのはなぜか?その理由は世の中のニーズに応えるべく必要不可欠なことなのです。

カテゴリ

警備業法関連

警備業者と警備員のあり方、業務・仕事について、初心者にも分かりやすく警備業法を解説。対象は主に警備業法の第1条、第2条、第3条、第14条、第15条、第16条、第17条、第21条になります。

業務と仕事関連

一般的な警備業務全般と警備員の仕事について、セキュリティ上特殊な範囲のものを除き、分かりやすく解説。また警備上必要な警備業法以外の法律についても解説を加えます。

注目記事

身辺警備業務(ボディガード)の定義とは?

施設警備業務の定義とは?

プロフィール

サイトのアイコン

小西

  • 趣味や好きなこと
    サイクリング、ハイキング、徒歩の旅
  • 近況
    英会話ができる警備員になりました。

ソーシャルボタン

このエントリーをはてなブックマークに追加